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イエロースコープのROMデバッグモードについて

  今までのイエロースコープはプログラムをRAMへダウンロードしてRAM上で実行させていました。(リモートモード)しかしこれには次のような欠点がありました。


●外部RAMを使用するためポートをアドレス・データバスとして使用してしまう。
●デバッグ中は動いていたプログラムをROM化すると動かない場合がある。


これらを解決したのがROMデバッグモードです。プログラムはモニタと一緒にROMに焼かれROM上で動作します。従って外部RAMは必要ありませんし、ROM化した場合に動作しない現象も減ります。

    一方、ROMデバッグモードにも欠点があります。

●デバッグする前にいちいちROM焼きをしなければならない。リモートデバッグのように自動で転送できません。
●イエロースコープで設定できるブレークポイントに制限がある。(CPUの種類により0〜2個)


ただし、ステップ、トレース、カーソル実行は通常どうりできます。また、ブレークポイントはコンパイルする前にYellowIDEで設定しておきます。そうすれば上記の制限を越えてブレークポイントの設定が可能です。

以上のようにリモートモード、ROMデバッグモードどちらも一長一短があります。外部RAMがない場合はROMデバッグモードを使用する以外にありませんが、それ以外の場合は両方を組み合わせてデバッグするのが理想です。

つまり最初はリモートデバッグをしてある程度完成したらROMデバッグモードに移行するなどです。

以下にイエロースコープの各モードの特徴を示します。

 
モード 長所 短所 適用
シミュレーション パソコン単体でデバッグできる 割込みやIOなどハードのデバッグができない 開発初期の基本ルーチン作成向き
リモート プログラムの転送が高速、制限が少ない 外部RAMを必要とする。
プログラムによっては、ROM化した場合動作しないトラブルもありえる。
外部RAMがある場合はオールランドに使用できる
ROMデバッグ ROM化と同様な環境でデバッグできる
ROMの書込みの手間がかかる
自由に設定できるブレークポイントの数に制限がある。
外部RAMがない場合
またはリモートでデバッグした後の最終デバッグ向き